エロ年代の想像力 第三十回 独断と偏見で選ぶ! 2011年ベストエロアニメ

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エロ年代の想像力

#30  独断と偏見で選ぶ!2011年ベストエロアニメ

アニメルカ出張版


 2011年のエロアニメを振り返るシリーズ第三回にして最終回。


 今回はわたくし杉田u が独断と偏見で決めた2011年のエロアニメのベスト5を発表します。というわけでまず5位から順に。ジャ、ジャン!




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5位『Tentacle and Witches』
(監督:海道司、制作:PIXY、既巻2巻)


 触手に主人公が変身することで、鬼畜陵辱におけるある種のシンボルである触手がヒロインとの和姦を果たすという歴史的な一作。詳しくは第23回を参照。総括にも書いたが2011年は和姦もののヒット作が鬼畜陵辱の巨匠・むらかみてるあきによる『いもうとぱらだいす!』、そして触手ものの本作くらいという奇妙な年だった。





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4位『魔法少女えれな』
(監督:西島克彦、制作:わるきゅ〜れ++、既巻2巻)



 某TVアニメの大ヒットによって魔法少女たちが眩い光を放った2011年、エロアニメにもある怪作が誕生した。詳しくは第22回を参照。えれなとQB……じゃなくてOB(オーヴィ)の契約シーンは、2011年のエロアニメにおいて最も衝撃的なシーンの一つだったと言ってもいいでしょう。コネクトォ!





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3位『少交女 THE ANIMATION』
(監督:辰美、制作:ピンクパイナップル、既巻1巻)



 現代はロリコンにとって生き辛い時代です。3位にはそんなロリ暗黒時代にキラリと光る希望の星を。しつこく何度でも言いますが、エロアニメはエロマンガやエロゲー等に比べると圧倒的にロリ不毛の地で、○学生がどうこう以前に貧乳キャラすらほとんど出てこないというのが現状です。もっとエロアニメにロリの灯を!





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 2位『擬態催眠』
 (監督:杉並大福、制作:バニラ、全2巻)

 杉並大福による催眠シリーズ第二弾。ポルノメディアにおいてプレイヤーが作中キャラクターと同一化することで欲望を満たす構造、そしてその断絶を、批評的に抉り出した傑作。詳しくは第19回を。はい、総括には名前が出てきませんでしたね。まあぶっちゃけあまり売れてませんからね。でも僕は大好きなんですよ。ほっとけよ。「バニラ」は原作のないオリジナルや作家性の強い作品を多く作るブランドなので、これからも応援していきたい。





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1位『鬼父 Re-birth』
(監督:野火止用太、制作:PoRO、既巻2巻)



 「鬼父」というタイトル通りに前シリーズでヒロインの義娘・愛莉を鬼畜的に手篭めにした主人公が、今度はその愛莉を新たな「鬼父」によって寝取られる立場に陥るという展開に賛否両論が飛び交った、NTRが猛威を振るった2011年を代表するに相応しい問題作にして傑作。エロアニメ界の新星・野火止用太の面目躍如。文句なしの一位。





 以上、杉田uの決める2011年エロアニメベスト5でした(なお異論は聞きますが耳は貸しません)。総括の冒頭に書いたようにやや話題性に乏しい一年ではありましたが、こうして振り返ってみると作品の質自体は悪くなかったようにも思えます。


 最後に2012年の個人的な展望をちょっとだけ。今年はまず(厳密にはもうエロアニメの人ではないですが)高橋丈夫の新作が出てほしいなという願望と、そして一昨年の夏に百合専用レーベルとして旗上げしたもののそれっきり音沙汰のない「chuchu」の活動再開に期待したいですね。特に後者は空気系全盛の現在、絶対に需要があるはずなんだ……。



PROFILE
杉田u(@sugita_u
思想恥部シリーズ『エロ年代の想像力』企画協力。またアニメ批評同人誌『アニメルカ vol.1』に四コマ原作アニメ論を、『アニメルカ vol.3』に『けいおん!』論、『アニメルカ Vol.4』に『フラクタル』論他を寄稿。
『エロ年代の想像力』のほうは現在、ジュンク堂 新宿店、MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店、COMIC ZIN、タコシェ、および通信販売で好評発売中。
ブログ:ばべのれ
『アニメルカ』オフィシャルサイト
反=アニメ批評



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