ヤリチン×ヤリマン激論 郷田ゴー×菊池美佳子 《ボンクラ童貞編集者からの人生相談》

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ボンクラ童貞編集者からの人生相談・外伝

激論 ヤリチン × ヤリマン

郷田ゴー(ナンパライター) × 菊池美佳子(ノーパンライター)

 取材/チェリー“ニッタ”平尾


これまで、どれだけ各界の著名人に悩み相談を受けてもらっても一向にモテる兆しすらあらわれない童貞編集者ニッタ。そんな彼のもとに一本の電話が。近くの喫茶店で、もはや細かい経験人数は覚えていないというほどの、超ド級のヤリチンヤリマンライターがお茶会を開いているというのだ。ナンパに関するルポコラムで大人気の郷田ゴー氏と、夜の仕事の経験を活かしつつも一本筋の通った洒脱な文体が定評を受ける菊池美佳子氏である。ニッタはすぐさま会場まで走り、その秘密の会合に混ぜてもらうのであった。



ー失礼します! 今日は、日本を代表するヤリマン・ヤリチンライターのお二人のトークバトルをお聞かせ頂き、童貞の僕とは真逆の生き様を勉強させて頂きたいと思っております!

郷田ゴー(以下、郷田) 童貞のあなたの気持ちは分かりますよ。僕も童貞捨てたのは18歳と遅く、高校時代は女の子と話せずに、モテているサッカー部の連中なんかを羨ましく見ていたような青春を過ごしていましたから。

それを変えてくれたのがナンパ。大学で友だちになったやつが生まれながらのナンパ師で、彼と一緒にクラブに行っているうちに世界が変わったんです。

今まで女性って高みにあって全然手の届かないものだと思っていたけれど、一声かければ全然喋れるし、アグレッシブに行けばそれだけ返してくれる。しかも、最終的には女の方がエロいということまで分かるようになった。なんで今までやらなかったんだろうって思いましたよ。

ー女の方がエロい…、俗耳には挟んでおりましたが…。

郷田 ナンパって勇気がいる行為だけど、一回やって慣れてしまえばブレーキも取っ払われる、そしてそのノリでどんどん成功するようになっていくと…。だから、失敗するもんだと思ってどんどん声かけてみればいいんですよ。「自分はモテないから…」なんて引っ込み思案になっていたらもったいない。

断られるにしたって、これから婚約者に会いに行くとか、もうどんなナンパ師でもどうしようもない理由かもしれないし、つれない対応をされたからといった落ち込む必要もまったくないんです。

菊池美佳子(以下、菊池) 色々な男性とお手合わせしてきた私ですが、取材の前とか打ち合わせの前とか、そういう時にナンパされたら、さすがの私でも断るんですよ。だけど、名刺(注:写真参照)は渡しますね。「今日は無理だけど、後日ならやるから! 絶対やるから!」って言って。

ー名刺を渡すんですか…、って、この名刺渡すんですか(笑)。

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菊池 名刺渡すよりも赤外線で連絡先教えた方が返事がくる確立が高いですね…。やっぱり、一般の方にこの名刺は刺激が強すぎるのかもしれません…。

郷田 男って責められすぎると引く生き物なんです。イジイジしてなびかないぐらいの方が燃える。

ー菊池さんはどのような性遍歴を歩んでこられたんですか?

菊池 私も郷田さんと一緒で遅いんです。21歳の時、働いていたキャバクラでついたお客さんでした。学生時代は淡い恋愛すらしたことがありませんでした。それで「ウチに来ない?」と誘われホイホイ付いて行ったんです。その時は家に行くということがセックスを指すとは知りませんでした。びっくりするほど純粋ですよね…。普通にお茶でも飲むのかと思ったら、部屋に入った瞬間キスされて…。そしたら、すごい気持ちよくて! こんなに気持ちいいものをなんで21年間もしてこなかったのかと後悔しましたよ。確かに初体験は痛かったですけど、それよりもその気持ちよさの虜になってしまって、数日後また別のお客さんの家に行ったんですよ。近所に住んでいる方だったんで。

ーひょえ~。近所に住んでるからって家に行くのはおかしいですよね(笑)。

菊池 「飲みに行かない?」って誘われたから、「またできるかも!」と思って、もうスキップしながら付いて行って。初めは痛かった挿入も、回を重ねるごとにどんどん気持よくなっていって、もうそれからはやりたくて仕方がなくなってしまったんです。

ー女性の口から語られる言葉とは思えない(驚)。

郷田 菊池さんもそうだったと思うんですけど、お互い溜めが長かった分、目覚めた時の衝撃度がすごかった。だから、童貞の人は溜めている分、やれた時の快感ってヤリチンの人よりすごいと思いますよ。そういう点では得なんですよ。

ーちなみに、お二人の経験人数ってどのくらいなんですかね?

菊池 おおよそ三桁はいってると思うんですけど、正確な数字は分からないです…。一時期までは、エクセルで表をつくってたんですけど。男性の名前と、太いとか短いとかアソコの情報と、気持ちよかったかどうかを備考欄に書き入れて(笑)。でも、一晩限りの関係というのではなく、同じセフレと長い期間付き合ったりするし、量より質を求めるんです。

ー「量より質」といいつつも、その量もとんでもないですね…。郷田さんは?

郷田 僕は四桁はいってると思いますね。ただ、菊池さんと違って長く続いている人はいないです。ところで、このノーパンライターという肩書きはどういうことなんですか?

菊池 私舐められるが好きで、クンニされるのが楽しみなんですけど、それと同時に申し訳ないという思いもあって…。男性器って体の外に出ているものだからフェラチオはセックスのコースに入っていてもいいと思うんですけど、女性器って内蔵みたいなものなので、これは舐めるハードルが全然違うなと。なので、少しでも風通しをよくするためにもと思い、パンツを履かなくなったんです。

郷田 それは素晴らしい心がけですね。皆さんがそのようにして頂けるのであれば、少しは世間の風通しもよくなるんですけどね(照れ笑い)。他にも何か気にしていることはあったりするんですか?

菊池 いつナンパされて持ち帰られてもいいように、アイメイクを一切していないんです。男性の家に行っても、アイメイクを落とす化粧水なんかは置いてないですし、翌日汚い顔で帰るなんてことのないように。常にやることを考慮しているんです。

ーあまりの衝撃に、もう僕は思考が停止してしまいました。

郷田 ナンパ師たちの専門用語で「即系物件」と呼ばれる女の子たちがいます。会ってその日のうちにセックスできる女の子のことをそう言うんですけど、菊池さんは自分からグイグイ行くし、しかも、翌日のことまで考えている。もはや、「即系」の枠すら超えている(笑)。しかし、次の日のことを考慮に入れるのは、まさに女性の発想という感じがしますね。

菊池 そうかもしれませんね。その即やれる女の子も外見的な特徴があったりするんじゃないですか?

郷田 ありますね。そういう子の着てる服ってちぐはぐなんですよ。サマンサタバサをおしゃれに着こなしているような子ではない。そうではなく、一応サマンサタバサを着てはいても、靴はスニーカーだとか、そういうズレがある人が狙い目なんですね。あと、カバンがゴチャゴチャしていて物がはみ出ているとか。それは気持ちが緩いってことのあらわれなのです。

ーそんな…、服装ひとつでヤリマンかどうか判別できるなんて…。菊池さん、女性の側から見て、こういう女の子は緩いというのはありますか?

菊池 ちょっと地味めな子の方が逆にやれますよね。

郷田 まさしくそうですね。全身ブランドでかためたようなオシャレな子はプライドが高くてダメなんです。今まで地味だった子がオシャレぶりたくなっている時が一番狙い目だと思うんです。いままで処女だった「地味」が「ヤリ」に転じる境目、19、20の短大生ってあたりでしょうか。これはヤレる。

菊池 自分のまわりの「ヤリ」な子もまさしくそのタイプですね。あと、そういう子はみんな薄着なような気がします。最終地点までの距離を短くしたいんですかね、意図的なのか、無意識になのかは分かりませんが。寒くても薄着にこだわる傾向があるように思います。ベッキーの名言に「ファッション・イズ・我慢」というのがありますが「セックス・イズ・我慢」ですよ。

ーそこまで積極的に「ヤリ」に行っているとなると、もう相手は誰でもいいんですか?

菊池 そんな! それは勘違いですよ。童貞は「ヤリマン」っていうとそんなイメージをもつかもしれませんが、ヤリマンにだって好みはあります。


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ーそ、そうですか…。すいません。お話を伺っていると、部屋に入った瞬間、シャワーも浴びずにすぐセックスみたいなケースが多そうに聞こえましたが、その辺りはどうなんですか。

菊池 そこは気にしないというか、むしろ、浴びたくない。シャワーを浴びた方が全力で楽しめるとは思うんですよ。汚いものを全て洗い流せるわけだし。でも、その時間が惜しくて。すぐにでもやりたいから。郷田さんはどうですか?

郷田 僕も浴びさせたくない派ですね。ナンパからセックスまで一気に楽しみたいんで、ワンクッション置きたくない。そこでシャワーを浴びれば綺麗になって楽しめるんでしょうけど、全てを引っくるめた、とれたての状態で、産地直送でいただきたい(笑)。

ーとなると、先ほどお話に出たクンニリングス的なものもシャワーなしで?

郷田 僕は基本的にはクンニはしないです。みんな菊池さんのたどり着いた「マ◯コを舐めさせるなんて申し訳ない…」という領域に行ってくれたらいいんですけどね…。クンニなんてそんな簡単にやらせるものじゃないと。可愛い子であれば、特別にプレゼントとしてやりますけどね。僕も軽い男ではないんです。

ーその思いは相手には伝わらないですよね(笑)。しかし、なぜそんなに急いでセックスに向かうんですか?

郷田 グダりたくないし、無駄に時間をかけたくないんです。できれば、ホテルに行く前に一回居酒屋を経由する、その行為すらしたくないぐらい。お互いに「もうこれはこの後セックスすることになるんだろうな」と思っても、どうしてもプロレスというか、日本人の悪い意味での形式ばったところが出るというか、すぐにホテルへ向かってはいけないみたいな暗黙の了解がある。

ーでも、喋らないとセックスが面白くならないとかそういうのはないんですか? その子のバックグラウンドを知ったうえでのセックスだからこそ意味があるとかそういうのはないんですか?

郷田 ナンパ師でそういった考え方を持っている人はいないと思います。どうせ、一回きりで終わるわけだし。「やる?」「やる!」ですめばそれが一番いい(笑)。あと、もっと言ってしまえば、実は、女の子と手をつないでラブホに入った時点でもう僕のゲームは終わってるんです。それから先はウイニングランみたいなもの(笑)。女の子を攻略するのが楽しいわけで、極端な話、クラブでナンパした子とホテルに入ったらなにもしないでそのままもう一度クラブに戻って、またナンパ再開したいぐらい。ポリシーというか、礼儀としてセックスはするし、する限りは出来る限り気持ちよくさせようとはするけど、こだわりはないし、こちらが射精できないと絶対に嫌とかそういうのもない。

ーす、すごい…。なんだか想像もできない境地に話が飛んでいってしまいました。目眩がしてきた…。

菊池 そう考えると、私はすぐにホテルへ付いて行ってしまうし、簡単にクリアできるくそゲーですね(笑)。この前、渋谷で、アダルトショップから出てきた瞬間に、自称スタイリストという男からナンパされたんですよ。「これから打ち合わせがあるので、時間があまりないけれど、どうしても君とセックスがしたい」と言われて。多分、スタイリストだなんて嘘なんですよ。でも、それでもいいと思ってOKして。そしたら、物陰に行こうなんて言うんですよ。渋谷のど真ん中でなにをのたまっているんだと、物陰なんてあるわけがないじゃないですか。でも、かたくなにホテルはダメだと。

郷田 それはゾルディック家の人間ですね(笑)。日々ナンパを生業にしている。

菊池 普通の女性ならその場でもう帰ってるところだと思うんですよ。でも、なんとか付いて行きましたよ。3900円以下のラブホでないとダメだとか言い出すので、さんざん歩かされて…。

ーあのー、僕、どうにもシャイなので、できたらストリートナンパで出会うとかではなく、ツイッターとかそういうツールでなんとかできないかなと思ってるんですけど…。

菊池 文字情報だけのやり取りって本当の相手の姿が分からないから難しい。本当はやりたくないんですけど、私はストリートでの逆ナンはしない主義なので、結構利用してきました。今はツイッターなんかをよく使ってます。

ー「童貞を奪ってください」なんてメッセージを送ったりしたらどうですか?

菊池 それはさすがの私でも拒みますよ。だって、自分の要求ばっかりで、私があなたの童貞を奪うことでなんのメリットがあるのかが明示されていないじゃないですか。まずはそこをプレゼンしてほしい。

ーごもっともです(汗)。すいません…。そういったネットのツールを使ってセックスまでいくことはあるんですか?

菊池 ええ、たくさんありますよ。ちょっとアレな、面白い人との出会いもあるんですけどね…。兵庫県に住んでいる人だったんですけど、「どうしても君としたい」って言ってわざわざ東京まで来て。でも、その人、あまりにも久しぶりのセックスだったらしく、全然勃たなくて、結局ヤレずに帰っていって…。それでもどうしても諦められなかったらしく、翌週もまた来た。その時はホテルが空いてなくて再びヤレず、三週目もまた来るって言い出したものだから、さすがにそこはお断りして…。

ーすごい執念ですね…。

郷田 女の子って二回ぐらい機を逃すともうダメですよね。「この人ないな」って本能が働いてしまうみたいですね。せっかくチャンスを与えられたのに、モタモタしたり遠慮していたりというのが続くと三回目には切られてしまう。

菊池 女の子ってスピリチュアルなものが好きだから、そういったものの影響もあるのかもしれませんね。タイミングが合わなかったら「神様がご縁がないと言っているんだな」みたいに解釈してしまう。

郷田 だから、童貞で悩んでいる皆さんには、女の子の側から少しでも門戸を開いてもらっている時は絶対に遠慮したりしないことを心がけてほしいですね。

ーはい。分かりました。

郷田 ところで、ニッタさん、こういった子(机上にあるアイドルのDVDを指さしながら)ばかり狙ってるんじゃないですか? こういう可愛い清楚な子って絶対にヤレないですよ。ホリエモンみたいな金持ちになるか、犯罪行為に走るしかない。

ー!!!

郷田 童貞ほど身の程知らずというか、なんでこういう子とヤレると思ってしまうのか…。僕らナンパ師もこういった子に声はかけますけど、ほんの遊びというか、肩慣らしみたいに一応トライしてみるぐらいの感覚でいるぐらいですからね…。童貞に攻略できるわけがない。

ー(うつむき、一言も言葉を発せない)

郷田 一番やれるのは中の下クラスの女の子。これが下の下の子になると、それはそれでまた難しくなる。ナンパではなく、宗教の勧誘とかマルチ商法だと思われるから(笑)。まともに話も聞いてくれない。君が好きなようなアイドル並み美人もナンパ慣れしているし、プライドも高いからまともに話も聞いてくれない。でも、中の下の子なら、一応話は聞いてくれる。あとは自分のスキルとタイミング次第。

ーそうですか…、参考になりました。アイドルみたいな子とは付き合えないんですね…。考えを改めてみます。最後にお聞きしたいんですが、これだけ経験人数を積み上げてきて、その結果見えてきたものはなんですか?

郷田 僕は社会情勢が見えてきましたね。

ー社会情勢? ど、どういうことですか?

郷田 震災後は婚活パーティーに出席する女性のレベルが格段に上がった。なにかしら不安になった人がパートナーを探して動いているんだろうなってことが推察できます。今は少子化問題が叫ばれていますよね。国のためにも少しでも多くのカップルが生まれるべき状況だし、そのために「ナンパ」という手段ももっと広まるべき。ならば、それを啓蒙していきたいなと。

ーなるほど、そうですか。何事も突き詰めていくと「社会」につながっていくんですね。スケールの大きい話です…。童貞を突き詰めてそこまで行けるのであればいいんですけど、童貞は極めても何も得るものはないと思うので、その境地まで辿りつけるよう、ストリートに出て頑張ります!



郷田ゴー・菊池美佳子の仕事






郷田ゴー

ナンパライター。『ストリートシュガー』『裏モノJAPAN』などにナンパ関連の原稿を執筆。軽快なタッチでユーモア溢れるコラムには定評がある。最新情報はTwitterアカウント(@goudago)をチェック。



菊池美佳子

フリーライター。21歳〜29歳まで舞台女優の傍らキャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢として様々なナイトワークを経験。そのキャリアを活かしてライターに転身。最新情報などはTwitterアカウント(@calpismilk)をチェック。




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