ホーキング青山 H A N D I C A P ?

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HANDICAP?

ホーキング青山

何をやっていいかもわからずやり始めたのが、障害者のセックスと乙武の悪口だったんですよ(笑

文/藤森洋介 写真/福田伸哉


現在(2011年)、googleで『障害者』と入力しスペースを入れると、『障害者 性』が予測トップに出る。それだけ世間の障害者の性に対する感心が高いということだろう。しかし、障害者の性についての問題は未だにタブー視されているように思う。正直それは自分自身そう思っているからに他ならないのだが、しかし、今回のインタビューによってそんな自分の認識は180°変化した。インタビュー対象は『ホーキング青山』。彼は先天性多発性関節拘縮症のため、生まれながらにして両手足を使う事ができなかった。しかし彼はその障害を苦ともせず、94年には障害者として初のお笑い芸人になる。芸風は、ブラックユーモア溢れた毒舌漫談だ。テーブルのココアがこぼれるのを見て早速、「津波みたいだな」とブラックジョーク全開の彼が、今回この毒舌ぶりで問題をバッサリと切ってくれた。




ホーキング青山(以下・ホーキング):まず、どうしてもこれだけは言っておきたいんだけど、セックスボランティアとかさ、障害者の性についても話題になってきてるじゃないですか。これ悪いけど、最初に火をつけたのは僕ですよ。僕が芸人になって、何をやっていいかもわからずやり始めたのが障害者のセックスと乙武の悪口だったんですよ(笑)。

ーいきなりブラックですね(笑)。でもなぜそういったテーマでやり始めたんですか?

ホーキング:急場しのぎのために作ったネタだったんだけど、これは他では誰もやった事のないネタだし、障害者ってどうなの? ってなると一般の感心も高いわけですよ。ただ僕は全部面白可笑しくしゃべっちゃうし、ヒドい事ばっか言っちゃうんで(笑)。で、『セックスボランティア』みたいに綺麗に可愛く書いたもんに持ってかれちゃう(笑)。大体世の中、二番手が成功するんですよ。(笑)。



芸人になってから始めたネタが『障害者のセックス』の話。そこで、自身の体験談も聞いてみた。



ホーキング:僕も一度だけ障害者の女の子とそういう関係になりかけたこともありました。彼女は交通事故で中途で障害になった人なんだけどね。で、ホテルに行ったんですよ。で、エッチしようとしてチューしたり色んな事をして、いざ挿入ってなったらいきなり「ダメっ」って言うんです。何でいいじゃんって言いますよね。男としたら辛いじゃないですか。

ー生殺しですからね。

ホーキング:そうでしょ。で、「いいじゃん、今更何照れてるんだよ、コノヤロー」ってなるんですけど、そこで健常者と違って辛いところは僕の場合は強引にいけないってところ(笑)。ちょっと影の部分も出さないと売れないって分かってきたからこうやって出してみたけど(笑)。で、無理やりはできないけどヤラせろって言ったら、「どうしてもダメなの」って泣き出しちゃったんですよ。単純に恥ずかしいのかなとか思って、「何でダメなの?」って聞いたら、「私、腰に刺激を与えると死んじゃうの…」って(笑)。一発で萎えましたね(笑)。障害者ってだけでトラウマになっちゃいましたよ(笑)。



ともすると重い話題もホーキング青山氏が語ると笑い話に変わる。マシンガントークは止まらず、そのまま障害者の性欲処理問題の話に続く。



ホーキング:よく障害者はどうやってオナニーするんだって言われるんですけど、中学生くらいになると当然エロ本とか見るわけですよ。そこで知識を得てね。でもここで内容が若干ズレるのは、普通だったらオナニーした、しないとかですけど、僕らの場合はどうやってやるかなんですよ。

ーそんなに種類あるんですか?

ホーキング:そりゃそうですよ。障害の程度でやり方も変わるから、障害の数だけ方法もある(笑)。僕が一番ムカついたのが、間接的に掘られた事があって(笑)。「俺、手が動かないんだよ」っていう友達がオナニーの方法で悩んでて、「ちょっと考えたんだけど…」って僕の車椅子の後ろをじっと見てるんですよ。何だと思ってたら、車椅子のパイプの後ろに穴があいてて、そこに挿れてもいいかって聞いてきて(笑)。

ーサイズがぴったりだったんですかね(笑)。

ホーキング:そうなんでしょう(笑)。で、僕、中出しされて(笑)。それで友達はオナニーできたって喜んでるんですけど、こっちはふざけんなって(笑)。僕の場合は床に擦り付ければできるだろうって。で、僕はすぐできるようになったんです。それはそれでよかったんですよ。でも別の友達がね、手足が不自由で悩んでるわけ。「いいなお前は…、俺はできないんだよ」って。

ー手伝ってあげたんですか?

ホーキング:と言いたいけど、僕は手がないでしょ。となると口ですることになっちゃうから(笑)。でも、それから何日かしたらその友達ができるようになったって言うんですよ。「いいよ、見栄張らなくて」なんて言ったら凄い怒って。「ウソじゃないって、文句あるなら見せてやる、土曜日家に来い」って。バカですよね(笑)。オナニー見せるから家来いって。見たいって行く俺もバカですけど(笑)。で、行ったの。「じゃあ今からやるから見てて」っていきなりフルチンで布団に寝るわけ。まあ端から見たら異様な光景ですよ(笑)。想像して下さい。それで「いくよ」って言って「フン!」って力んだら半勃ちになって(笑)。

ーえっ、どういう事ですか?

ホーキング:知りませんよ(笑)! でもウォースゲーってなるでしょ? それでまた「フン!」ってやるとビンビンになって。その間、チ○ポに釘付け(笑)。それで、また「いくよっ!」ってさっきよりテンション高く「うわー!!」って。きっと勢い余ったんでしょうけど屁が出たんですよ(笑)。で、その屁と同時にクジラの潮吹きみたいに精子がビュって。

ー普通のオナニーより凄いじゃないですか(笑)。

ホーキング:男の究極のオナニーって手を使わないオナニーでしょ? もしかしたらコイツ一番気持ちいいオナニーしてるんじゃないかって(笑)。初めて他人のオナニー見て感動しましたね(笑)。あと、これは笑いにもなんにもならないと思ってるんだけど、男ってフェラチオってどんなものか知りたくなるでしょ? それで一番ヒドいのが、よりによって寝たきりの脳性麻痺の女の子の口に突っ込んで(笑)。で、先生が「あら、○○ちゃん、お口から痰が出ちゃってるわね」って。ヒドい奴だよ。

ーレイプじゃないですか。それはなんとも…。

ホーキング:悪党ですよ。虐待もいいとこ。まあこういう話は本当はよくはないけど、障害者の性を語ることは暗い話じゃ本来はないはずなんですよ。今のは極端だけど、要はこういうことは他の学校でも絶対あったはずなんです。

ーなるほど。

ホーキング:深刻になってもしようがないもん(笑)。エロなんてそんなもんでしょ(笑)?

ーそうやって面白可笑しく話してくれる人がもっといたら気軽に話せますね(笑)。

ホーキング:そうですよ。でもまだ男同士で話すようなレベルにすら障害者は上がってないんです。それも問題なんですよ。よく「あの話は本当なんですか?」なんて聞くバカがいるんですけど、本当かウソかじゃなくて、これを笑い話として受け止められない奴がいて。じゃあ自分がエロ話をする時に全部本当の事を言うのかって、そういうレベルなんですよ。ちょっとは脚色するでしょ? そうやって笑って話せる事が大事だと思うんですよね。

ーそれは本当に大事だと思います。変に世の中が深刻に話したがってるような気もするんですよね。

ホーキング:あります。あります。それだけ初めての内容の話だから、拒絶しちゃう部分もあるんじゃないんですかね。僕はヘルパーの会社を持ってるんですけど、それでこの前めっちゃ面白いことがあって。あるうちのヘルパーが僕の本を持ってったんですけど、それを読んだ翌日に怒ってるんですよ。まさか不謹慎だなんて言うのかと思ってたんだけど、何を言うかと思えば「青山さん甘い」と(笑)。何がだって言うと、そいつが通ってた中学校には特殊学級が併設されてるらしくて。そこで休み時間その教室の前を通ったら扉が開いてたそうなんですよ。で、猿がオナニーを覚えるとずっとやってるって話あるでしょ? たまたま何かの拍子にそのクラスの子がセックスを知っちゃったらしいんですよね。それで何を思ったか、クラスの女の子を教壇に手をつかせて立ちバックをしてたらしんですよ(笑)。しかもアナルに挿れてやってたんだそうなんですよ(笑)。

ー強烈ですね(笑)。しかもアナルってレベル高い(笑)。どっちとも知的障害者なんですか?

ホーキング:このヘルパーがいうにはそうなんです。で、この世のものとは思えない奇声を「キャー、キャー」って二人で発しながらやってて、それをまた何の驚きもなく他の子たちは横で積み木とかやってるらしいんですよ(笑)。

ーその光景は凄まじいですね(笑)。

ホーキング:それ聞いて腹抱えて笑いましたよ(笑)! で、お前は聞いてどうしたの? って言ったら、早速教室に戻って、友達にあの二人がヤってるよって言って回ったって(笑)。そいつもクズですね(笑)。でもこの時ばかりは負けたと思いましたよ(笑)。


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