【INFO】閨秀2.0 複数のベクトル、あるいはキャットファイト

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閨秀2.0 複数のベクトル、あるいはキャットファイト


文/編集


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京都の企画グループ「CAVE」がこの秋、女性ばかりのグループ展「閨秀(けいしゅう)2.0」を開催する。


ゲストキュレーターを務めるのは「VOBO」執筆陣としてもお馴染み樋口ヒロユキ、フランスと日本双方でギャラリー運営に携わる森山牧子。現代美術作家を中心に、オタクシーンやサブカルチャーなど様々な文脈、分野から集まった、6名の女性アーティストを紹介するものだ。


まずは鮮やかな色遣いと大胆な筆致で、動物や子どもたちの油彩画を描いてきた、油彩画家の栗田咲子。画題はなごやか、だがどこかいびつで奇妙な肌触りを持つ具象画を描いてきた栗田は、国立国際美術館での出品経験もあるキャリアの持ち主。近年はその作風の変化に注目が集まる。


ついで中堅勢からは、FM局主催のアーティスト発掘プロジェクト「digmeout exhibition」から登場し、自意識の内部が顔面で炸裂したかのような少女像を描いてきた中田有美。そしてコミケなどサブカルチャーの分野で活躍し、実際に装着できる口枷を制作してきた口枷屋モイラを紹介する。


また同展では、大学院修了後間もない新人勢も紹介。まずはイタリアの地下墓地「カタコンベ」や日蓮上人の像など、宗教的な幻想絵画を描く尾家杏奈。遊郭に取材した写真を使い、インスタレーションを展開する高田智美。そして独特の美しさを持つ棘だらけの立体作品を作る、日本画出身の森文恵。いずれも個性派ぞろいである。


イチゼロ年代の女性による表現は多種多様で、まさに百花繚乱。京都から現代アートシーンに一石を投じるものになるだろう。



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尾家杏奈《毛皮の話》(2011)




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口枷屋モイラ《口枷少女モイラちゃん 口枷コレクシヲン [museum] 》(2009)





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栗田咲子《顔とダリア》(2011)





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高田智美《「虚飾と娼妓、あるいは悔悛のマグダラのマリア」》(部分)(2011)





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中田有美《「ぱらいそその1」poi nt to point》(2010-11)





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森文恵《殻っぽ》(2011)




■展覧会データ

「閨秀(けいしゅう)2.0 複数のベクトル、あるいはキャットファイト」

出品作家:尾家杏奈、口枷屋モイラ、栗田咲子、高田智美、中田有美、森文恵

平成23年10月18日(火)~11月6日(日)

12:00~19:00 / 水曜日休廊 入場無料

レセプション:10月18日(火) 18:00~

http://www.yo.rim.or.jp/~hgcymnk/00keisyuu/00keisyuu.html

会場:CAVE(思文閣会館3FおよびB1F)〒606-8203 京都市左京区田中関田町2-7

主催:CAVE

企画:樋口ヒロユキ、森山牧子





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