ヒロイン手帖 × セクシー・ダイナマイト吉田

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ヒロイン手帖 その17

セクシー・ダイナマイト吉田

ショタとBLを巡る濃厚かつ深淵な世界

文/荒玉みちお 構成/うぶモード特ロリ班


少女愛好家に話を聞いているとき、よく出てくる話題がゲイとロリコンの社会的ポジション比較だ。ロリコン諸氏は「ゲイの人は世間に認められて羨ましい。僕らロリコンは絶対に認めてもらえないもん」と嘆く。でもきっとゲイにだって少年愛好家はいるだろう。ロリと共通する悩みはないのか。二次元文化に詳しいゲイ・ライターに聞く!



—ショタコミックは読者も作家も男性が多いですね。女性が中心のBLとは真逆です。



ロリータコンプレックスの対義語にショータローコンプレックスという言葉がある。通称ショタコン、もっと縮めて「ショタ」が一般的だ。言葉の始まりは80年代初頭、コミケの勢いも手伝ってロリ系の漫画が急激に台頭した時代に、少年同士の絡みをテーマにしたホモ漫画が密かに流行った。テーマと言えば大袈裟だが、多くは有名アニメのキャラをパロディ化したもので、この手の漫画をいわゆる「やおい」(山場なし、オチなし、意味なし)と言う文化もあったくらいだから、悪ふざけから始まったジャンルだと言えるかもしれない。ちなみにショータローというのは、鉄人28号の正太郎から来ているとされ、つまりは「半ズボンの似合う男の子が主人公のエロ漫画」とも言える。このことで「ロリ」の対義語として「ショタ」が定着したと思われる。同じような同性愛漫画が、一方ではBL(ボーイズラブ)というジャンルで定着もしている。こちらは「美少年同士の恋愛物語」がテーマのようで、似ているようで微妙に違うらしい。現在はさらに趣味が細分化され、近年の法律に基づく縛りのキツさも加わって、ロリ系にしろショタ系にしろ、いまこのときも新しいジャンルが生まれているかもしれない。そんなわけで、まあエロ漫画のジャンル分けは難しい。


気鋭のゲイ・ライター、セクシーダイナマイト吉田(通称:SD吉田)は、この状況を「いや、僕もよくわかりませんよ」と頭をかく。正直者だ。ジャンル分けなんてのは後付の講釈で、いまある漫画がおもしろいのかおもしろくないのか、それだけでひとまず十分なのかもしれない。


「僕自身はショタコンではないんですけど、たまたま漫画誌の読者コーナーを担当する機会があって、そういう(ショタ)コーナーを新たにやってみたんです。そしたらそれなりに反響があって」


今でも『漫画ばんがいち』の読者コーナーにはショタのイラスト投稿が少なからずあるという。


「だからロリとショタ(の愛好家)って、けっこう被っていると思う。実際、そういう流れで10年くらい前ですか、商業誌でもショタ系の漫画誌が流行ったんです。でもすぐ下火になった。結局、ショタの場合は商業誌で出来る範囲の内容だとおもしろくないんだと思います。ショタケット(ショタ専門のコミックマーケット)は今でも盛況だと聞きます」


ショタケットを支える客は、ほぼ100%が30代、40代の男性だという。ロリ系と客層は同じようなものか。ちなみにBLの読者は女性が中心。そのあたりがショタとBLの大きな違いのようだ。


「ショタは同人誌が中心になって発展していますけど、規制の厳しさというのはあまり聞かないですね。ボクの勝手なイメージですけど、ロリコンは犯罪のニオイがするけど、ショタはしない。一般的にもそうなんじゃないですかね。男の子っていろいろイタズラされながら成長していくのが当たり前っていうイメージがあるから。そうですよね?」


う〜ん、その辺はゲイとノンケの違いもあるから何とも返答に困るところだ。


「ただ、規制の影響があるのかないのかわからないけど、ショタもロリと同じように細分化がどんどん進んでいますよ。スクミズ(スクール水着)、ブリーフ、ケモショタ(獣系)とか」


SD吉田がショタに関わっているのは、漫画誌の読者コーナーだけだ。先に「ボクはショタではない」という発言もあったように、普通の男好き。


「個人的にはもともと若い子が好き。それってノンケの人もそうなんじゃないですかね。ロリコンじゃないけど、普通に女子中高生が好きっていう人が多いでしょう。ボクの場合は(対象年齢を)がんばって下げて中学生くらいってところですかねー」


ジャニーズは好きか?


「そうですね……。こだわりはないけど、ジャニーズだったら嵐の二宮君かな。いいですねー。子どもっぽいところがいい。仕草もスタイルも子どもっぽい。非力な感じで。ちなみに僕はマツコデラックスと過去の男が2人被ってるんです。好みが一緒なのかなー。ボクも最近どんどん太ってるんで、恐怖なんですけどねー(あんなに太ってしまうのか、という意味で)」

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