アブ世界の女たち 結月里奈

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アブ世界の女たち 結月里奈 インタビュー

文/ANK 写真/五木武利


「レースクイーンなのに緊縛師という変わった女性がいる」との情報を編集・邪魔堕が聞き付けて来た。それは取材しなければなるまいと向かった先は新宿二丁目。なにやら怪しい雰囲気が全開だが、指定の店先で出会ったその人は、いかにも儚げなロリ美人だった。トランスジェンダーが入り乱れる、カオスな街角に咲いた一輪の花(いや、お店にはいっぱい咲き乱れているのだが)。結月里奈さんの半生をお伺いした。



 キャンギャル、歌手、そしてレースクイーンなど、華々しい経歴がプロフィールを飾る結月さん。この取材から約一ヶ月後には、通算二十数本目となるイメージDVDの制作を控えているというグラビア界の売れっ子であり、現役バリバリのアイドルなのだ。


 そんな美女を前に、筆者は初っ端から勃起していた。なにせ、豊満な生オッパイが乳首を除いて丸出し、プリプリのお尻までほぼ全開状態なのだから仕方ない。布面積がメチャクチャ小さいTバックパンティに、胸元にはニプレスを張り付けただけというあられもない格好。目のやり場に困る…と言うか、鼻先一メートルほどの位置に鎮座されているのだから、もう、ガン見するしかない状況だ。場所は新宿二丁目にある『アマルコルド』というギャラリーバー。お客さんが二十人ほど入ればいっぱいになってしまう広さのこの店で、彼女は週三日ほど働いていて、「いつも正装はこんな感じです」というのだから嬉し過ぎる。このインタビュー原稿が終わったら、そのギャラでもう一度遊びに来よう。そんなことを思いながらインタビューを始めた。


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ーまずはレースクイーンになったきっかけからお聞かせ下さい。

「高校時代から読モ(読者モデル)だったり、歌をやったりしてたんですね。ユニット組んでもやったし、ソロもやってた。アイドルとして。でも、ちょっと微妙で…。何て言うんだろう、やっぱりお金がなかったんですよ。で、事務所にあった『月刊オーディション』っていう雑誌をたまたまペラペラめくっていたら、レースクイーン募集って書いてあって、レースクイーンはお金をすごく持ってるっていう、勝手なイメージがあったんですよ、昔。それで私、身長がないからダメかもって思ったんだけど、試しに応募用紙を書いて送ったら、たまたま受かってしまったんです。それがきっかけです」

ー例えばどのようなレースに行かれたんですか。

「自動車レースの中で言うと、スーパーGTっていうのが国内では一番大きいヤツ。あとはバイクだったら全日本選手権も出たし、国際戦だと鈴鹿8耐とか、MotoGPっていう世界選手権なんですけど、それも出ましたし。スーパー耐久とか色々やりましたね」

ーやはり大変なお仕事なんでしょうね。

「入って最初の半年くらいは、レースには連れてって貰えなくて、レッスンを受ける。ウォーキングだったり敬語から何から、お食事の仕方とか、社長にどういう風に接するかとか、そういう色んな教育を半年ぐらい受けさせられて。結構、厳しかったんですよ、スパルタで。あと、現場では、常にニコニコしてないといけないから、顔がその型にハマっちゃって、電車に乗ってもニコニコしてたりとか。家までの道のりも、白線の上を真っ直ぐに歩いてしまったりとかしてた。相当怪しい人だよね(笑)」

ー衣装はハイレグだったんですか。

「そう、私が初めてレースクイーンをやったとき、配属されたのがハイレグのチームだったんですよ。実は、もう当時、ハイレグって廃れていて、他のチームはツーピースの衣装だったんです。ハイレグってやっぱり2000年より前、バブル期の人たちのブームだから、化石みたいな感じ。なので周りのチームにクスクス笑われました。当然、カメコ(カメラ小僧)もすごくて、なにせハイレグは私たちしかいないから、恰好の餌食だったの。物すごい数のカメコにブワーッて囲まれて、皆、しゃがんでアソコばっかり撮るんだけど、もう、メチャクチャ距離が近いんですよ。それで、『すご過ぎて超ウケるぅ!』みたいな。ちょっとね、昔から羞恥心がないのかも、私って」

ー目立ちたがり屋なんですね。

「だと思いますね。私は逆にアレを着たかったんですよ。雑誌でよく見たあの衣装を着れるんだ! みたいな感じもあるし、皆から注目されて、すごい楽しかった(笑)。若い時は本当に、目立つことかしか興味がなかった時もありますね。昔から、コスプレにも興味があったし、高校生の頃は女友達と、裸エプロンとかオールヌードで撮影会とかもよくやってたしね」

ーそれは相当変わった女子高生ですね。

「はい、変なコ、変な友達でしたね。ダイヤルQ2に電話して、待ち合わせにわざとバラの花束とか持って来させて、『わぁ、来た!』って遠くから眺めてたりとか。ろくでもない悪ガキでした。学校の友達と言うより、私、ビジュアルバンドの追っ掛けをやってたので、そこで知り合ったコたちなんだけど、よく歌舞伎町でつるんで遊んでましたね」

ーではハイレグの話に戻りますけど、あの下はどうなってるんですか。

「あれはね、まず肌色のインナーパンツを穿くんですよね。水着の下に穿く小っちゃいヤツ。それを腰骨の辺りまでグイッって引っ張って穿いて、切り返しなしのストッキングはくの。肌色の。それからハイレグを着る」

ーなるほど。そういう際どい格好をしてるわけだから、当然、レーサーや大会関係者との色恋沙汰が絶えなかったと思いますが。

「それはね、無いところは無いし、あるところはあり過ぎって感じ」

ーありすぎ…。結月さんもそういう現場になったこともあると。

「んー、まあ…、でも、誘われるぐらいはないと逆に寂しいよ。誰にも誘われないってのもね」

ー仕事終わったら食事でもとか…。

「『仕事終わったら部屋に来い』みたいな。『これからハプニングバー行くぞ』とか、そういうのもあるし」

ーやっぱりレーサーはストレートですね。

「うんとね、レーサーはね、意外と真面目。やっぱプロ選手だから。ぶっちゃけ言うと、スポンサーさんだよね、一番スケベなのは。あと、こんなこと言うのもあれですけど、四輪の選手のほうが遊んでる。お金持ち多いし、社長さんも多いからね。バイクは本当に危険だから真面目。あとはバイクだと中学生もいるんですよ、選手に。だからあまりエロい話にはならないよね」

ーでも、ヤリまくってるコも実際いると?

「色々ですね。本当に彼氏一筋でっていうコもいるし、もう、誰でもかんでもっていう人もいるし、皆でやろうっていうコもいるし」

ー皆でやろう?

「乱交好きなコ。色々いましたよ。中間がいなかったかも。ヤリマンか真面目かみたいな。普通の人いないんですよね、やっぱ」

ー自分はどっち派だったんですか。

「私はね、意外と上手くかわしてましたよ。面倒臭かったんで。セクハラも全部いいよって言っちゃうと際限ないから、『ある程度でやめてね』みたいな。私は、適当に逃げてた」

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